こいと家 便りブログ 

「整えること」平凡な日常を愛し、日々の小さな幸せのつみかさねる。そういったお仕事です。札幌美容師 こいと家。

共に白髪の生えるまで。

 

先日の話。

 

札幌市から、高齢の方のご自宅への訪問美容の仕事依頼がありました。

依頼を受けたのは以前お世話になっていたお店なのですが、今回自分がその依頼を担当させて頂くことに。

施設への訪問美容は何度も同行させてもらっているのですが、個人のご自宅へ伺うのは初めて。

しかも一人仕事。

 

 

訪問仕事の連絡を受けた時の正直な感想は

「不安。できるかな。やりたくない。こわい。」

そのような感じで、初めてのことに対しての不安が大部分を占めていました。

(こういう風に考えてしまうのは、元々の性質だと思います。不安がいつも先に立ってしまう。)

ですが、この流れに乗ってみようと、思い切って仕事を受けてみました。

 

お客さま宅へご連絡して、日程調整。

ご自宅へ伺うのは数日後。

依頼者さまはご主人で、奥さまが身体の自由がきかないとのことでした。

 

 

ご依頼日までの、その間めちゃくちゃ緊張し通し。

お店に来るお客さまに

「緊張してやばい。ご飯食べれない。」

とか言う始末。情けない。

でもお優しいお客さま。

励ましてくださったり、アドバイスくださったり。

そういう助けもあり、当日はだいぶ腹の据わった状態。

自分でも、介護の本を買って読んでみたり、ベット上で施術のシュミレーションをしてみたりと、出来る準備はやるだけやって臨みました。

 

 

当日、お客さま宅へお伺いして、実際にお会いすると、ご主人も奥さまも柔らかい雰囲気があり、その雰囲気にだいぶ心が落ち着きました。

身体の状態とお部屋の状態を確認させていただき、施術方法を決めスタート。

お店での仕事とは勝手が違い、簡単なものではなかったですが、全力で仕事させてもらいました。

ヘアスタイルをきっちり作るのはもちろんですが、それよりも今回は、気分を良く過ごしていただく、スッキリとして頂く。

気持ちが温かく感じて頂けるよう心がけました。

 

施術を終了して、奥さまに鏡を見ていただくと、にっこりとした笑顔を見せてくださいました。

あぁ、これで良かったんだなと一安心。

キレイに掃除をして、おいとまさせていただきました。

 

 

ご依頼者のお二人とも小柄で、キレイな白い髪の毛。

長く長く連れ添ってきたんだなぁと思うと、温かい気持ちになるのと同時に羨ましいと思いました。

正に、共に白髪の生えるまで。

それは自分にはできなかったこと。

(まだ諦めてないですが)

 

良い経験をもらい、良い物を拝見させて頂きました。

もし、また呼んで頂けたら、今度はもっと何か話をしてみよう。

(緊張であまり話せなかった)

お花でも買っていったら喜んでもらえるかな。

髪を切る以外にもまだ何か出来ることあるだろう。

そう思ったのでした。

 

情けない話、最初はすごい怖かったけど、仕事を受けて良かった。

なんだか、ちょっと成長できた。

そんな1日でした。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

タケダ

 

 

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